プロ野球や大相撲でも、高校を卒業してすぐに野球界・角界入りする人もいれば、大学を出てからの人もいますね。
高校を卒業してすぐにプロになるのが良いのかそれとも大学で4年間野球や相撲をしてからプロになった方が良いのか、賛否両論はありますが、大学を出てからの方が体格・体力・技術面等である程度出来上がっていますから、即戦力になるという利点がありますね。
大相撲で力士を最も輩出しているのが、日本大学です。
あと、東洋大学や日本体育大学、近畿大学、明治大学、中央大学、拓殖大学等があります。
これらの大学は私立ですが、国立大学にも相撲部がある大学はありますが、今までに3人の国立大学出身力士がいましたが、3人とも残念ながら関取になることなく引退しています。
今年の名古屋場所(7月)から、国立大学出身(中退)の力士がデビューしました。
名前は、庄司向志(しょうじ ひさし)。
まだ本名としこ名が一緒ですが、恵まれた体格で、庄司は国立大学出身力士として初の関取になるのでは?と期待されています。
今回は、庄司についてご紹介していきましょう(^^♪
庄司向志(しょうじ ひさし)
出典:http://musashigawa.com/
本名 | 庄司 向志(しょうじ ひさし) |
生年月日 | 1994年年8月25日(23歳) |
出身地 | 秋田県美郷 |
出身校 | 埼玉大学 |
身長・体重 | 190cm、135kg |
所属部屋 | 武蔵川部屋 |
2017年9月場所番付 | 序の口25枚目 |
身長・体重は?
身長は190cm、体重は135kgと、素晴らしい体格ですね。
新弟子検査の時の発表では135kgで、所属の武蔵川部屋のHPにもその体重が記載されているのですが、その後143kgと書かれている新聞記事もあり、ひょっとしたら角界入りしてから8kgほど体重が増えたのかもしれません。
ただ、横綱の白鵬関が192cmで155kgということですから、まだまだ白鵬関の方が大きいのですね。
まだ23歳ですから、これからもっともっと稽古をして、しっかりとした体を作って、昇進していって欲しいものです。
相撲を始めたのは・・・?
小学校2年生の時から相撲を始めたそうです。
きっかけについては分からなかったのですが、相撲をとる環境があったのでしょうね。
高校は秋田の横手高校。
進学校ですが、入学と同時にたった3人だけの相撲部に入部しました。
✤高校3年生の時に、インターハイ団体でベスト16!
団体は5人制ですが、3人だけで出場せざるを得ない状況で、1人も負けてはいられないという重圧の下で、勝ち上がって行きました。
✤国体では、団体で準優勝!
この時、埼玉栄高校に敗れましたが、その時の埼玉栄高校のメンバーには、現在の貴景勝や矢後がいました。
大学は埼玉大学
国立大学を目指したのは、経済的観点から。
大学でも相撲を継続したかったので、相撲部のある所をということで、埼玉大学を選んだそうです。
埼玉大学の相撲部は数人しかいない状態だったそうですが、大学では工学部電気電子システム工学科で学びながら、頑張ったそうです。
埼玉大学では4年生の時に大学選手権ベスト32入りしたことがありますが、優勝といった目立った成績はありません・・・。
大学出身のお相撲さんは多いのですが、国立大学出身のお相撲さんとなると、史上4人目なるそうですが、過去の3人のお相撲さんは残念ながらいずれも関取にはなっていませんので、ぜひ、庄司には関取になって欲しいものです。
2017年7月の名古屋場所で新弟子検査に合格しましたが、この時はまだ大学生で、留年していましたので5年生でした。
卒業までにまだ2年ほどかかるということで、8月に正式に埼玉大学を中退して、角界入りしました。
その時に、「早く関取になって両親に学費を返したい」という親孝行な話をしていました。
なかなか、感動的な話ですね。
武蔵部屋入門の動機は?
武蔵部屋の公式HPの力士紹介のページでは、庄司が武蔵川部屋に入門した理由として、「TVで武蔵川部屋を観て入門しようと思いました」と書かれていました(笑)
また、武蔵川部屋の印象は?という質問では、「楽しい部屋です」と記載されています。
インタビューで理想の力士像はと聞かれた時に、「自分の形を持った力士」と師匠の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)を挙げていましたので、絶対にこの武蔵川部屋に入ろうと思っていたのでしょうね。
また、武蔵川部屋のHPの力士紹介ページで、「目標とする力士は?」という質問に対しては「小錦関」という回答がされています。
角界入りしてからの成績は?
2017年7月場所で新弟子検査に合格し、9月場所では序の口25枚目の地位でのデビューとなり、なんと7戦全勝で序の口優勝を果たしました。
11月(九州)場所では、序二段への昇進はまだ難しいでしょうが、序の口の上位の地位まで昇進するのは確実ですから、また11月場所でも優勝して、早く序二段に昇進して欲しいものです。
<十三日目の様子>序二段最初の取組。庄司 押し出し 今井。序ノ口優勝した庄司は優勝の喜びを語る。#sumo pic.twitter.com/NteGHu9rGy
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2017年9月22日
【追記 11/24】 11月(九州)場所では序二段15枚目に昇進し、6連勝で13日目の取組を迎え、同じ6連勝の虎来欧を寄り切りで破り、ただ1人、7戦全勝で序二段優勝しました!
本人曰く、「今場所は前に出る相撲を意識した。優勝できて、とてもうれしい。連勝は意識せずまずは幕下に番付を上げたい」とのことです(^^♪
<十三日目取組>序二段取組。庄司 寄り切り 虎来欧。庄司が序二段優勝を決めた。 #sumo pic.twitter.com/93cfl6O2VI
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2017年11月24日
まとめ
今回は、史上4人目の国立大学出身として注目されている序の口の庄司について、「庄司(相撲)の出身大学や身長・体重は?武蔵川部屋入門の動機も!」と題して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「早く関取になって親に学費を返したい」なんて、なかなか言えないセリフですね。
親御さんへの恩返しのためにも、そして国立大学出身の力士は関取になれないというジンクスを打ち破るためにも、庄司には頑張ってもらいたいなって思います。
🌸この入浴剤をお風呂に入れると強くなれるのかしら?(^_-)-☆
最後までご覧いただき、ありがとうございました。ちょっとだけでもお役に立てればうれしいです(^^♪