毎年、古都奈良の秋の風物詩と言えば、奈良国立博物館で開催される正倉院展ですね。

天平時代の聖武天皇の愛用した貴重な品々が年に1回だけ公開されるわけですから、毎年楽しみにされている人も多いと思います。

私個人のことですが、小学校4年生の時に奈良に住んでいたことがあり、我が家の裏庭の続きに聖武天皇の御陵がありました。

裏庭から聖武天皇の御陵は崖になっているのですが、中学生だった姉や兄たちは登って、こっそりと聖武天皇の御陵の中に入って行ったことがあったそうです。

子ども時代の冒険でしょうが、何かあったら重大事件になっていたでしょうね。

今回は、奈良国立博物館で開催される正倉院展について、ご紹介していきましょう(^^♪

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正倉院展

出典:http://www.yomiuri.co.jp

 

正倉院とは・・・?

奈良時代の中央・地方の官庁や大きなお寺には,重要物品を納める正倉という倉庫がが設けられていて、この正倉が幾棟も集まっている一廓を正倉院と呼んでいました。

しかし、現存するのは奈良の東大寺正倉院内の正倉一棟だけになってしまいました。

現在の正倉院倉庫の中には、光明皇后が聖武天皇の冥福を祈念して東大寺の本尊盧舎那仏(大仏)に奉納した聖武天皇が愛用した品々等を中心に収納されています。(その後200年間に渡って仏具や薬種等も追加されて収納されています)

元々は、東大寺の物でしたが、現在は宮内庁の施設等機関である正倉院事務所が正倉院宝庫および正倉院宝物を管理しています。

正倉院展とは?

正倉院の収納物は非公開ですが、年に1回だけその一部を奈良国立博物館で公開するようになり、今年は69回目の公開になります。

収納されている宝物は、宮内庁が整理したものは9,000点と言われていますが、まだまだ未整理の物もあります。

このうち、毎年、70点ほどが正倉院展で公開され、毎年違うものが公開され、教科書や美術の本でおなじみの物もあれば、初公開という物もあり、毎年、今回は何が公開されるのだろうと楽しみにしている人もいます。

宮内庁が正倉院を管理していて、正倉院宝庫の鍵を開封する権限を持っているのは天皇陛下ということで、毎年10月初めに天皇陛下の許可を得て、宝庫の鍵が開けられます。(開封の儀)

http://www.asahi.com

【追記 10/4】 今年も10月4日に、宮内庁職員等によって「開封の儀」が執り行われました。

🌸アクセス

✤会場:奈良国立博物館 東新館・西新館

住所:奈良市登大路町50

 

出典:http://www.narahaku.go.jp/index.html

✤近鉄奈良駅から、徒歩で奈良公園の中を通って15分ぐらい。

✤JR奈良駅から、徒歩で商店街・奈良公園を通って25分ぐらい。

 

🌸会期平成29年10月28日(土)~11月13日(月)

✤会期中は無休です。

🌸開館時間:午前9時~午後6時

✤但し、金曜日、土曜日、日曜日、祝日(10月28、29日、11月3~5日、10~12日)は午後8時まで

✤入館は閉館の30分前までです。

🌸観覧料金

当日前売りオータムレイト
大人1,100円1,000円800円
高校・大学生700円600円500円
小学・中学生400円300円200円
親子ペア1,100円

前売券の販売は、9月13日(水)~10月27日(金)まで、奈良国立博物館観覧券売場、プレイガイド、コンビニ等で販売されています。

親子ペア観覧券は、一般1名と小・中学生1名がセットになったお得な割引観覧券で、前売のみで、販売は主要プレイガイド、コンビニのみです。(奈良国立博物館観覧券売場では販売していません。)

オータムレイトチケットは・・・

  • 月曜日~木曜日の午後4時半以降
  • 金曜日・土曜日・日曜日・祝日の午後6時半以降に使用できる当日券です。

・奈良国立博物館の当日券売り場でのみ販売。

  • 月曜日~木曜日は午後3時半から
  • 金曜日・土曜日・日曜日・祝日は午後5時半から、販売されます。

混雑予想時間帯や空いている時間帯は?

正直に言って、開催期間中、ほとんどが混雑時間帯と言っても過言ではありません。

それほど、正倉院展の人気はすごいです。

以前、平日なら空いているだろうと思って行ったところ、小学生の団体や旅行会社主催のツアー客の団体が来ていて、全然見られなかったということがありました・・・。(「平日=空いている」という考えが甘かったです・・・)

 

あえて空いている時間帯と考えられるのは・・・?

前提として、前売り券をあらかじめ買っておいてくださいね。

観覧券を買うためにまず並ばなければいけませんが、これだけで何十分も待たされることがありますから・・・。

✤平日の早朝(開館の9時と同時に)。

昨年、初日は9時の開門時に、既に1,000人ぐらいの行列が並んでいたそうですよ・・・。

✤平日のお昼(昼食時間帯)。誰しも、お昼はお腹が空いていますから、昼食を食べたいですからね。

 

前売り券はないのですが・・・

✤平日の月曜日~木曜日は午後3時半から、オータムレイトチケットが販売されますので、これを利用すると比較的スムーズに見られるようですよ(^^♪

 

読売新聞のサイトで、混雑状況を教えてくれるようですので(今年はどうか確実ではありませんが)、これも参考になると思いますよ(^^♪

 

正倉院展2017の見どころは?

今回は、58点の宝物が公開されます。

中でも、今回の目玉とも言えるのは・・・

🌸「緑瑠璃十二曲長坏(みどりるりのじゅうにきょくちょうはい)」

出典:http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/

直径22.5cm、短径10.7cm、高さ50.cmのガラスの器で、東大寺で752年に営まれた大仏開眼会の際の献納品です。

鉛ガラス製で、発色は銅によるそうで、表面には、ウサギやチューリップの文様があります。

長側面に沿って、三段の半月形の縦ひだをつけ、それによって口縁部に十二の屈曲ができるので、十二曲長坏の名があります。

🌸「羊木纈屏風(ひつじろうけちのびょうぶ)」

出典:http://www.sankei.com/photo/

羊が樹下にたたずむ姿を、筆でろうを付ける「ろうけつ染め」の技法で表現したもので、輸入品ではなく、国内で作られたとみられていて、天平時代に「ろうけつ染め」がされていたという貴重な証拠にもなります。

また、80円切手のモデルにもなっています。

出典:http://www.yushu.co.jp/shop/

🌸「琥碧誦数(こはくのじゅず)」

出典:http://www.sankei.com/photo/

琥珀、真珠やメノウ等の玉(ぎょく)で作られた数珠です。

🌸「木画螺鈿双六局(もくがらでんのすごろくきょく)」

出典:http://www.narahaku.go.jp/index.html

縦33.0cm、横71.0cm、高さ11.3cm。

双六盤として使われたと思われるもので、弾棊盤(おはじき盤)として使われたのではないかと考えられています。

象牙や水晶などで豪華な装飾が施されています。

🌸金銅水瓶(こんどうのすいびょう)」

出典:http://shosoin.kunaicho.go.jp/

口径8.8cm、胴径11.2cm、注口の長さ21.7cm、高さ19.0cm、重さ569.5g。

鳥の頭をかたどった注口が特徴的ですね。

頸や高台に花弁などの文様が表現されています。

🌸「八角鏡槃龍背(はっかくきょうばんりゅうはい)」

出典:http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/news

直径31.7cm、縁厚0.9cm、重さ4,260g。

縁が8枚の花弁のような形をして、中心にあるつまみは、蓮の葉に乗っている亀です。

その亀を挟むように2匹の龍がこれから天に昇ろうとしています。

龍の爪や亀の甲羅の細部まで鮮明に鋳造されている鏡です。

 

🌸今回、初公開されるのは、仮面舞踊劇「伎楽(ぎがく)」に使われたお面とみられる「伎楽面 迦楼羅(かるら)」など9点だそうです。

まとめ

今回は、奈良の国立博物館で開催される第69回正倉院展について、「正倉院展2017の見どころは?開催期間や混雑回避時間・お得な券も」と題して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

以前からも人気だった正倉院展ですが、最近は読売新聞社の強力なバックアップもあって、入場者数が一段と多くなってきています。

落ち着いて観覧しようなんて考えていたら、「絶対無理!考えが甘い!」って感じです。

せっかくの貴重な宝物をゆっくり、じっくり見られたら一番いいのですけどね・・・。

私も今年も行ってこようと思っていますが、昨年のように、落ち着いて見られなかったというフラストレーションを持ち帰りそうです・・・。

🌸正倉院の宝物はシルクロードの終着点。ペルシャ文様などがたくさん見られますね。こんな文様の折り紙なんてステキです(^_-)-☆

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ちょっとだけでもお役に立てればうれしいです(^^♪