1970年代のいわゆる高度成長期のころ、日本の空は今の中国やインドのように、大気汚染でどんよりしていました・・・。 そのため、夏には光化学スモッグが発生して、屋外にいる人は注意して下さいという光化学スモッグ注意報が毎日のように発令されていたことを思い出します。 1980年代に入って、様々な規制のおかげで日本の空もきれいになり、光化学スモッグという言葉もほとんど聞かれなくなってきました。 ところが、最近、光化学スモッグ注意報が発令されることがあり、「どうしたのだろうか?」と疑問に思い出しました。 今は、熱中症に気をつけましょうという報道の方が圧倒的に多いはずなんですけどね・・・。 若い人たちの中には、光化学スモッグという言葉さえご存知ないでしょうね。 今回は、光化学スモッグについて紹介していきましょう(^^♪
Sponsored Links

光化学スモッグって、何?

光化学スモッグとは・・・ 自動車や工場の排出ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素などが太陽の紫外線により反応し、「光化学オキシダント」を生成して、大気が白くモヤがかかった状態になることを言います。   出典:https://doctors-me.com/ 【発生原因は?】 4~10月にかけて、陽射しや気温が高く 風が弱いなどの気象条件が重なると、窒素酸化物や炭化水素などが太陽の紫外線により反応してできた「光化学オキシダント」が大気中に滞留して濃度が高くなり、 光化学スモッグとなります。   出典:http://www.health.ne.jp/   【発生しやすい条件は?】
  • 日中の最高気温が25°C以上
  • 午前9時以降の日照時間が2時間半以上
  • 無風、または弱い風
  • 地表と上空1,000mの気温差が7°C以上
  • 夏型の気圧配置で等圧線の間隔が広い
  【光化学スモッグ注意報・警報】 空気中の光化学オキシダントの濃度が一定の基準を超えるとちゅい違法や警報が発令されます。(大阪府の場合)
  • 注意報:オキシダント濃度が0.12ppm以上で、気象条件からみてその状態が継続すると考えられるとき
  • 警報:オキシダント濃度が0.24ppm以上であり、気象条件からみてその状態が継続すると考えられるとき
 

光化学スモッグが発生した時の症状は?

光化学スモッグが発生した時に人体に与える被害としては下記のような症状が見られます。 光化学オキシダントは酸性なので・・・
  • 目の痛み、目にチカチカした感じ、目の違和感、涙が出る
  • のどの痛み、セキ
  • 頭痛、めまい
重症化してくると・・・
  • 強い頭痛、強いめまい
  • 呼吸困難
  • 吐き気(嘔吐)
  • 手足のしびれ
  • 意識障害
  • 喘息等のアレルギーを持っている人は、アレルギー反応が強くなることも
子ども達は、学校で体育の授業を受けていたり、屋外グラウンドで遊んでいたり通学時等に外気を吸う機会が多いですので、その分、光化学スモッグの被害に遭う可能性が高いです。 1970年の7月に日本で初めて光化学スモッグの被害が出たときも、東京都杉並区の高校のグラウンドで体育の授業を受けていた女子高校生たちでした。  

光化学スモッグ対策は?

単純にマスクをすれば良いというわけにはいきません。 (最近では、PM2.5対策用マスクが光化学スモッグにも使えますが)   対策として考えらるのは・・・できるだけ、外出しないこと。 特に、子どもやお年寄りは外出を控えてくださいね。 ✤戸外での運動は避けること。 光化学スモッグが発生している状態で屋外で激しい運動をすることは避けましょう。 ✤目の傷み等を感じたときは水道水で洗い流すようにしましょう(決して目を強くこすらないでくださいね)   大気の汚染状態を確認できるシステムがありますよ(^^♪環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」 http://soramame.taiki.go.jp/  

PM2.5との違いは?

光化学スモッグとPM2.5は別のものです。 ✤PM2.5は、車の排気ガスの中に含まれる細かい粒子(2.5μm以下の大きさの粒子、髪の毛の太さの1/30)で、肺の奥深くまで入り込んで呼吸器へ重大な影響を与えます。 場合によっては、肺から血管にまで到達して、循環器系等にも大きな障害を及ぼす危険性もあります。 ✤スモッグは、窒素酸化物等が紫外線により化学反応を起こし、有害な霧状になることです。  

まとめ

今回は、光化学スモッグについて、「光化学スモッグの症状や予防対策と子供への影響は?PM2.5の違いも」と題して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 光化学スモッグは過去のものなんて思っていたのですが、中国からの黄砂やPM2.5等の飛来により日本の大気も汚染され、気象条件等が相まって光化学スモッグが発生してきているようです。 中国に限らず、インドの大気汚染もかなりの状態ですので、早急な対策をとって欲しいものですね。   最後までご覧いただき、ありがとうございました。ちょっとだけでもお役に立てればうれしいです(^^♪