東京の神田祭、大阪の天神祭りとともに日本三大祭りの一つ、京都の祇園祭。

毎年、八坂神社の祭礼として7月1日~31日まで一連の行事が行われますが、クライマックスはなんといっても山鉾巡行ですね。

夏の蒸し暑い都大路を大きな山鉾が巡行していきます。

以前は33基の山鉾すべてが17日に巡行していたのですが、3年前の2014年から前祭(17日)、後祭(24日)に分けて巡行されるようになりました。

17日だけの巡行の場合、見物する人もその日に集中しますので、良い場所で見るのも大変ですし、私なんか背が低いので背伸びしても見えなかったりしてストレスが溜まりました・・・。

前祭と後祭に分けたことによって、2回巡行を見ることができますので、見物する人も分散されて少しは余裕が出てきたのではないかと思います。

今回は、祇園祭の見所とみんなが楽しみにしている宵山の屋台の情報についても紹介していきましょう。

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祇園祭とは?

祇園祭は、今から1,100年ほど前の平安時代に疫病が大流行したため、祇園社(現在の八坂神社)に疫病退散を祈念したのが起源とされている古い祭りです。

1,100年の間には何度か中止を余儀なくされる事態も起こったのですが、京都の町衆の手によって現在まで執り行われてきています。

八坂神社の祭礼ですが、17日と24日に山鉾町の人たちで運営される山鉾巡行が、祇園祭のメインとされています。

7月1日~31日の間、祇園祭の関連行事や祭礼が執り行われ、山鉾巡行以外にも特に大きな行事の時には、ニュースで放送されることもあります。

 

祇園祭の日程と見所を紹介!

7月1日~31日まで毎日のように祇園祭関連のご神事や行事が執り行われていますので、その全部の見所を紹介することはできませんが、特にお勧めな見どころとしては17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)に関連した行事です。

詳しく紹介していきましょう!

🌸前祭(さきまつり)の日程

10日~
14日
鉾建て
各山鉾町で、山鉾を組み立てる作業が行われます。
伝統の手作業で釘を1本も使わずに、すべて縄で組み立てていきます。
12日~
14日
鉾曳き初め
組み立てられた山鉾の曳き初めがされます。(各鉾町によって日程は異なります)
巡行の先頭を行く長刀鉾は、12日。
以前偶然通りかかった時、曳き初めの時間で、参加させてもらいました!
13日長刀鉾稚児社参
長刀鉾のお稚児さんが、馬に乗って八坂神社に社参します。
10万石の大名と同じ位を授かります。
13日~
16日
祇園ばやし
祇園ばやしを夕方から各鉾町で実際に演奏されます。
(各鉾町によって日程・時間は異なります)
14日~
16日
宵山・宵々山。
夕方になると各山鉾に提灯が灯され、山鉾で祇園ばやしの演奏や、祇園祭関連の手ぬぐいや厄除けのちまきなどが販売されます。
15日と16日には四条通りと烏丸通りの一部が歩行者天国になり、屋台も出て、人の波が最高潮に達します。
17日山鉾巡行
四条烏丸を23基の山鉾が午前9時に出発して巡行します。
17日神幸祭
夕方4時ぐらいから、八坂神社の前から御神輿3基が町内を巡行します。
午前中に行われた優雅な山鉾巡行とは打って変わって勇壮な男たちのお祭りです。
優雅な山鉾巡行に酔いしれていると、軽いカルチャーショックを受けます・・・。

🌸後祭(あとまつり)の日程

18日~
21日
山鉾建て
20日~
21日
山鉾曳き初め
各山鉾町によって日程・時間は異なります。
21日~
23日
宵山・宵々山
屋台の出店はありません。
24日山鉾巡行
午前9時半、烏丸御池を出発します。
24日花傘巡行
午前10時に花傘をはじめ子ども神輿、獅子舞、花街の芸者さん達が八坂神社を出発して練り歩きます。
八坂神社に帰ってから、舞妓さん達による舞の奉納もあります。
24日還幸祭
夕方5時ごろ、四条御旅所に安置されている3基の御神輿を担ぎながら町内を練り歩き、八坂神社に帰って行きます。

 

巡行の見所を紹介!

🌸まずは前祭の先頭を行く長刀鉾について

多くの山鉾には昔はお稚児さんが乗っていましたが、事故があったり経費の関係で、現在は長刀鉾にだけ、お稚児さんが乗っていて、お稚児さんの格好をした人形が代役を務めている山鉾もあります。

長刀鉾のお稚児さんは、祇園祭の期間だけ八坂神社の神様のお遣いとなり、五位の少将・10万石の大名と同じ地位が授けられます。

神様のお遣いですので、不浄なことは禁止され、公の場では地面に足を付くことさえも禁止されます。

そのため、長刀鉾に乗るときは、剛力さんといわれる男の人に肩車をされて梯子を上がりますが、出発前にこの様子を見るのも興味深いですよ。

出典:http://www.sankei.com/photo/

出発してしばらくしたら、お稚児さんは、「太平の舞」という天下泰平を祈念する舞を舞いますが、身を乗り出して舞いますので、落ちないかと見ている方がちょっとハラハラしてしまいます・・・。

お稚児さんによる「太平の舞」は、この後、町名が変わるたびに披露されます。

出発してしばらくすると、「くじ改め」という儀式が行われますが、長刀鉾は必ず先頭と決まっていますので、これは行いません。

また、四条通麩屋町の辺りで、張ってあるしめ縄をお稚児さんが刀で切る儀式があります。(「しめ縄切り」

これは必見ですよ!

お稚児さんが本物の刀で一刀両断にしめ縄を切るまで、ほとんどの人が息をのんで見守り、見事に切断されたときは安堵の声があちこちから聞こえます♫

出典:https://www.leafkyoto.net/blog/kyonikki/

ここからいよいよ正式に巡行のスタートということになります。

出発してから四条河原町・河原町御池・新町御池と3箇所の交差点で、直角に山鉾が曲がることになりますが、ここでの作業を「辻回し」といいます。

出典:http://remichambre.com/605.html

山鉾には大きな車輪がついていますが、まっすぐにしか進みません。

そこで、車の下に割った竹を敷いて、水をかけ、その上に山鉾が乗るようにして滑らせて直角に方向転換させるのです。

1回で直角に動かすのではなく、2回で直角に動かすようにするのですが、あんなに大きくて重い山鉾がうまく方向転換できると、歓声が一斉に上がります。これも必見です!

新町御池の交差点の手前で、長刀鉾のお稚児さんは鉾から降ります。

この時も、剛力さんに担がれて梯子を降りてくるのです。

🌸ほかの山鉾について

出発してしばらくしたら、四条堺町の所で「くじ改め」をする場所が設けられています。

市長が奉行役になり、裃姿の各山鉾の「町行事」が、文箱に入れたくじ札を奉行に見せるための一連のしぐさがなかなか興味深いものです。

出典:http://www.hachimansan.com/

🌸後祭の見所について

前祭とあまり変わりませんが、お稚児さんによる「しめ縄切り」はありません。

後祭の場合、「くじ改め」は、京都市役所前で行われます。

「辻回し」は、河原町御池と四条河原町で行われます。

 

宵山について紹介!

宵山は、山鉾巡行の前夜祭のようなもので、7月17日と24日に行われる山鉾巡行の前日の夕方から夜にかけて山鉾に提灯がともり、山鉾から祇園ばやしの演奏がされ、個人の家でも祇園祭に関係する調度品等が披露されたりします。

お家では、花のヒオウギ(檜扇)が活けられています。

ヒオウギは、古来より悪霊退散に用いられたことから、祇園祭には欠かせない花です。

 

人々は、山鉾を見たり(特別に山鉾の中に入れてくれる山鉾もあります)、展示品や厄除けのちまきを買ったりして、山鉾町を歩き回ります。

巡行の前日が「宵山」で、宵山の前日が「宵々山」といいます。(以前は宵々山の前日を「プレ宵々山」と言ったりしていましたが、現在はどうなんでしょうか・・・?)

宵山・宵々山の見所を紹介しましょう!

【宵山・宵々山の日程】

🌸前祭:14日(金)~16日(日)

🌸後祭:21日(金)~23日(日)

【歩行者天国になる場所と日程は?】

歩行者天国が実施される日は、前祭の15日(金)と16日(土)のみです。

後祭に際しては歩行者天国は実施されませんので、ご注意くださいね!

時間午後6時~11時まで

出典:http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/gion/koutuu.html

人気のある長刀鉾、菊水鉾、函谷鉾の辺りは、身動きが取れないぐらいになりますので、気を付けてくださいね。

【屋台の出店があるのは?】

前祭の宵山・宵々山(15日と16日)だけ、屋台の出店があります。

後祭の22日と23日には屋台の出店はありませんので、要注意です。

 

出店場所:室町通り、新町通りで山鉾が建っている区域及び烏丸通り(三条通りから蛸薬師通り)です。

出店時間:午前9時~午後11時

但し、鳥丸通りの出店時間は歩行者天国の実施時間と同じ午後6時~午後11時です。

 

まとめ

今回は、祇園祭の見所や屋台について、「京都祇園祭2017の見所はコレ!屋台の場所と営業時間も紹介!」と題して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

以前は祇園祭の屋台から出るごみの問題等がありましたが、近年は、かなり規制をしていますので、気持ちよく飲食ができるようになってきているようです。

ただ、やはり人手が半端ではないので、ごみ問題はすっきりとは解決しませんね・・・。

祇園祭に関しては他にもたくさんご紹介したいことがあるのですが、(例えば、八坂神社の神紋が野菜のキュウリの断面に似ているので、この期間中はお稚児さんをはじめ氏子さん達はキュウリを食べないとか・・)、またそのうちに紹介させていただきましょう。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ちょっとだけでもお役に立てればうれしいです(^^♪

「京都祇園祭2017山鉾巡行の日程やコースは?お勧め観覧スポットも!」の記事もどうぞ(^^♪