毎年5月15日には京都三大祭りの一つ「葵祭」が行われます。

下鴨神社と上賀茂神社では、前儀として15日以前にも祭礼・行事が行われ、クライマックスとして5月15日に平安時代の衣装を着た人たちの行列(「路頭の儀」)が両神社に赴き、到着後には御神事が行われます。

御所を出発して下鴨神社を経由して、上賀茂神社まで行列が続きますが、王朝絵巻の再現のような華やかな衣装をまとった人たちの姿を見るのは、とても興味深いものです。

特に葵祭のヒロイン「斎王代(さいおうだい)」を中心とする女人列は、注目の的です(*^-^*)

私は子どもの頃、下鴨神社の近くに住んでいましたので、葵祭の時期になると、「斎王代」になりたいなあなんて思ったりしたものでした(絶対に無理ですが・・・)。

今でも葵祭というと、「見に行こう!」って、心がワクワク状態になります♫

今回は、葵祭の行列コースや観覧スポットについてご紹介していきましょう(^^♪

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葵祭

出典:http://www.kyotokanko.co.jp/aoimaturi/gyoretu.html

【歴史】

葵祭は、京都の賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ:下鴨神社)と賀茂別雷神社(かもわけいかづじんじゃ:上賀茂神社)の例祭で、平安時代から続きます。

紫式部の源氏物語に、光源氏の正室:葵上と愛人の六条の御息所が葵祭の行列を見ようとそれぞれに牛車で出かけ、車争いになってしまうというシーンがありますね。

【葵祭の由来】

平安時代は、「賀茂祭」あるいは単に「祭り」と呼ばれていましたが、江戸時代になってから賀茂社の神紋である双葉葵の葉を勅使をはじめとした行列の人々や牛車等にも付けたことから、「葵祭」と呼ばれるようになりました。

下の写真の女官の左胸や、後ろの従者の烏帽子に葵の葉が付けられていますよ。

 

【祭儀の種類】

祭儀は、宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の三つからなるのですが、現在は路頭の儀と社頭の儀が行われていて、路頭の儀が、平安装束をまとった人たちの行列です。

社頭の儀は、行列が下鴨・上賀茂両神社に到着した際、それぞれの社頭で行われる儀式で、勅使が御祭文を奏上し御幣物を奉納します。

【趣旨】

欽明天皇(在位539~571)の頃に、悪天候が続き農作物が不作だったため占ったところ、賀茂の神々の祟りであるという御宣託が下りました。

そこで、賀茂の神々に対して祭礼を行ったところ、天候が良くなり豊作になったので、以後、天皇の勅使が御所から賀茂社の祭礼で祝詞を奏上するために行くようになったそうです。

勅使は今も天皇のお遣いとして宮内庁掌典職が担当しています。

出典:http://www.shirahata-jinja.jp/blog

見所

葵祭の見所はなんといっても、平安時代の衣装を着た人たちの行列を見ることです。

行列は、2つに分けることができます。

1つは、勅使を中心にした本列

もう一つは斎王代(さいおうだい)を中心とした女人列(斎王代列)です。

【本列】

主な人たちをピックアップして紹介していきましょう。

先頭は、「野尻(のりじり)」という騎馬です。

そのあとに、警察の役割をしていた検非違使(けびいし)等が続きます。

この人は、「山城使(やましろつかい)」。山城の国(京都)を治めていた山城の国司の次官。

この後、様々な武官や文官等の装束をまとった人たちの行列が続きます。

そして、葵祭の本当の主役である「勅使」です。

天皇のお遣いで、葵祭の最高責任者の地位にあります。

現在、勅使は行列には参加せず、「近衛使代(このえつかいだい)」が、勅使の代わりに参加しています。

 

【女人列(斎王代列)】

やっと、華やかな女人列の登場です!

 

命婦(みょうぶ)という高級女官です。

葵祭のヒロイン「斎王代(さいおうだい)」

「斎王代」とは、元々は「斎王」という内親王が祭に奉仕する役でしたが、現在は一般人から選ばれるので、「斎王の代わり」という意味で「斎王代」と呼ばれています。

騎女(むなのりおんな)と言って、斎王に仕える巫女(みかんこ)です。

斎王の牛車も続きます。

少女たちもお供します。

行列コースと時間

【開催日】 2017年5月15日(月)(雨天の場合は順延・当日の午前6時に決定)

【時間】

🌸午前10時30分に御所を出発(11時40分に下鴨神社に到着予定)

🌸午後2時30分に下鴨神社を出発(午後3時30分に上賀茂神社に到着予定)

 

【行列のコース】

京都御所 ⇒堺町御門 ⇒丸太町通 ⇒ 河原町通 ⇒ 下鴨神社到着

下鴨神社出発 ⇒ 下鴨本通  ⇒ 洛北高校前 ⇒ 北大路通 ⇒ 北大路橋 ⇒ 賀茂川堤 ⇒ 上賀茂神社

出典:https://www.kyokanko.or.jp/aoi/junkou.html

 

観覧スポット

出発地である御所では、行列に参加している武官や文官、女房達の装束の紹介や地位や役割等の説明を実況中継してくれますので、非常に分かりやすいですよ。

 

有料観覧席は、御所と下鴨神社にしかありません。

有料観覧席については、京都市観光協会のHPを参考にして下さい。

(https://www.kyokanko.or.jp/aoi/kanran.html)

 

あとは、立ち見ということになりますが、行列はゆっくりと移動していきますので、道路に沿って追いかけて見ていくという方法が良いと思います。

特に、歩きにくい衣装を着ての行列ですし、馬や牛が人間の言う通りには動いてくれませんので、歩き始めたなあと思ったら立ち止まり・・・というのんびりとした行列です。

まとめ

今回は、毎年5月15日に京都で行われる葵祭について、「葵祭2017行列コースや見所は?観覧スポットも紹介!」と題して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

以前、鹿児島の友人と葵祭を見に行ったことがあったのですが、彼女は、「お祭りなので御神輿を担いで威勢よく動き回るものだと想像していたのに、単に行列が動いていくだけだったので、びっくりしたわ」って言っていました。

見慣れている私にしたら、「ああそうかあ~。確かにお祭りと言えば御神輿を担いでわっしょいわっしょいだものなあ」って思ってしまいました。

葵祭は平安時代では国家的行事だったそうで、それが今も続いているということは素晴らしいことですね。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。ちょっとだけでもお役に立てればうれしいです(^^♪